公開:

楽天/広告・商品改善

楽天RPP広告で
クリックされても売れないとき、
何を確認する?

楽天RPP広告。クリックされても、売れない。何を確認する?広告の数字と、買うときの条件を見直す。商品ページとカーソル、虫眼鏡のイラスト。

RPP広告のクリック数は増えた。でも注文は増えず、広告費だけがかかっている。こんなとき、すぐに入札を下げたり、商品画像を全部作り直したりする前に、どの商品に費用がかかり、お客様がどんな条件で買うことになるのかを並べます。

広告で商品に興味を持ってもらえても、送料や納期、欲しい色の在庫を確認したところで、購入をやめることはあります。クリックされた理由と、買われない理由は同じとは限りません。

この記事では、楽天市場の出店者に向けて、RPP広告で注文につながらない商品の調べ方を説明します。店舗全体の売上下落ではなく、広告経由の購入に絞った確認です。

この記事の内容
  1. 集計条件をそろえ、商品別に見る
  2. 注文ゼロだけで、全部同じ扱いにしない
  3. 価格・送料・納期を、買う人と同じ画面で確かめる
  4. 商品を見つけた理由と、説明が合っているか
  5. 変えることを絞り、続ける条件を決める

集計条件をそろえ、商品別に見る

まず、RPPのレポートから商品別のクリック数、広告費、注文数、売上を並べます。対象期間と、成果を数える条件も一緒に残してください。見ている画面によって集計対象や反映のタイミングが違う場合、数字だけを比較しても原因は分かりません。

当日の数値や少数のクリックだけで、商品の良し悪しを決めないようにします。一方で、判断材料が少ないからといって、費用を際限なく使うわけにもいきません。確認に使える費用の上限と、見直す日を先に決めます。

RPPはクリックに対して費用がかかる広告です。クリック数が増えたこと自体を成果にせず、その費用でどれだけ注文につながったかを見ます。成果の計測期間や項目名は、自店舗の最新の管理画面・ヘルプで確認してください。

注文ゼロだけで、全部同じ扱いにしない

3商品とも広告経由の注文がゼロだったとしても、使った金額とクリック数が違えば、調べる優先順位は変わります。次は計算方法を説明するための仮例です。

同じ集計期間・成果条件の仮例/金額は税抜
商品クリック数広告費広告経由の注文
A120回6,000円0件
B8回400円0件
C50回5,000円0件

AとBの平均クリック単価はどちらも50円。Cは100円です。Aは費用とクリックが多く、Cは少ないクリックでも費用が膨らんでいます。Bと同じ「注文ゼロ」にまとめず、まずA・Cで買いにくい条件や配信内容のずれがないか調べます。

注文ゼロでも状況は違う。商品Aは120クリックで広告費6000円、商品Bは8クリックで400円、商品Cは50クリックで5000円。AとCから購入条件と配信内容を確認する仮例。停止や継続の自動判定ではない。
説明用の仮例。数値は実績・相場・停止基準ではありません。

この表から「120クリックで売れなければ停止」といった共通ルールは作れません。商品の価格、購入を検討する期間、広告前に残る金額が違うためです。Bも、費用が少ないからそのまま続けてよいとは限りません。確認する費用と期限を決め、材料が不足していることを残します。

すでに使った広告費を、今からの増額を決める理由にしないことも大切です。判断するのは、この先の費用をかける前に、直せる問題があるかどうかです。

価格・送料・納期を、買う人と同じ画面で確かめる

広告の管理画面からいったん離れ、対象商品をスマートフォンで開きます。欲しいサイズや色を選び、配送先の条件も合わせて、購入前に何が表示されるかを確認してください。店舗の設定では在庫があっても、お客様が欲しい選択肢が売り切れている場合があります。

  • 支払う金額:商品価格に送料を含めるといくらか。クーポンの適用条件や、選んだセットで価格が変わることが分かるか。
  • 届く時期:必要な日に間に合うか。納期の説明が画像と選択欄で食い違っていないか。
  • 選べる状態:広告で目に入った色・サイズ・セットを実際に選べるか。

例えば、画像では「2個セット」に見えるのに、最初に選ばれているのは1個の商品だったら、期待した金額と実際の条件がずれます。これは仮の例ですが、説明の修正が必要なのか、広告を出す商品を変えるべきなのかを考える手がかりになります。

競合と比べるなら、価格の一部分だけでなく、数量・容量・送料・届く時期をそろえます。最安値に合わせることを結論にせず、自社の価格でも選ぶ理由が伝わっているかを見てください。

商品を見つけた理由と、説明が合っているか

購入条件に大きな問題がなければ、商品名・検索結果の画像と、ページに入った後の説明を見比べます。何が入っている商品か、誰に使えるか、サイズは合うか。クリック前に期待したことへ、ページの前半で答えられているでしょうか。

広告の管理画面で確認できる配信・キーワード等の情報も、利用可能な範囲で照らし合わせます。確認できない検索語は推測で埋めません。また、他の広告媒体にある除外設定がRPPにも同じ形で使える、と決めつけないようにします。

購入前の問い合わせや低評価レビューにも、説明不足の手がかりがあります。ただし、レビューを書いた人だけが購入者全体を代表するわけではありません。繰り返し出る疑問があれば、実際の商品仕様を確かめて追記する候補にします。

変えることを絞り、続ける条件を決める

確認したことを、商品ごとに「事実」「直す内容」「再確認する日」で残します。例えば、納期が誤って表示されているなら先に訂正する。セットの違いが伝わらないなら、最初の画像と選択肢の説明をそろえる。買えない状態のまま配信が続いていれば、確認が終わるまで費用を使い続ける必要があるか判断します。

原因を見分けたいときに、入札・価格・画像を同時に大きく変えると、どの変更が影響したのか分かりにくくなります。誤表示などの修正を優先しつつ、効果を比較したい変更は絞り、変更日と内容を記録します。

その後は、同じ長さの期間でクリック、広告費、注文、残る金額を確認します。セールやクーポン、入荷の有無も残してください。注文が増えても、値引きや広告費の増加で採算が悪くなっていたら、続け方を見直す必要があります。

← 記事一覧へ戻る